vol.796 孤独と独りの違い
2026-03-18
・伊藤滋隆さんからのお便り③
・夢のような話し
・グループ登山も楽しい
・良寛の漢詩
・一人登山をやる時
・独房でも幸せな人
本日の動画の内容
1.夢として語られるトランスジャパンアルプスレース
前回に続き 古川会長が日本記録でゴールする姿をかわかつ編集長が実況するという壮大な想像が展開されるが
現実には制限時間ギリギリでヨレヨレになりながら到着するかもしれない
それでもその挑戦自体がすでに立派なことだと語られる
2.グループ登山と一人登山の違い
伊藤さんはグループ登山を主にしてきたが一人登山にも挑戦してみたいと語る
グループ登山は安全で楽しく安心感もあるが 一人登山にはまた別の意味がある
山に一人で入ることは単なる登山ではなく 自分自身と向き合う時間にもなる
3.良寛の詩と老境の心
話題は江戸時代の僧・良寛の漢詩へと広がる
若い頃に読んで心に残った詩を現在の年齢になって読み返すとその境地がより深く理解できるという
良寛の精神世界は 沢庵などの禅僧と並び年齢を重ねたからこそ実感できる静かな境地を示している
4.孤独ではなく「独り」である境地
「独り」でいることは孤独とは違うと語られる
人は歳を取ると 家族や知人が減りどうしても一人の時間が増える
しかしそのとき「孤独だ」と感じるか「一人が心地よい」と感じるかで人生の質は大きく変わる 一人登山ができる人とは 孤独を恐れない人ではなく「一人でも満ちている人」である
2026年2月11日
伊藤滋隆さんからのお便り
(本日の動画の内容分)
2026年1月2日動画0722
「一人登山が最高な理由」の配信もありがとうございました
近頃はグループ登山ばかりしていましたが一人登山の機会も増やしてみようと思いました
グループ登山でも企画者・リーダーの責任を引き受けているつもりですが
一人登山よりは「ケガした時は助けてもらえる」「心細さがない」など甘えの要素はありそうですね
はい おはようございます
伊藤さんのお便りからお話ししてます
2月11日ですね、バレンタインかな?違うかな?
バレンタインっていつだろう?
かわかつ)
(2月の)14ですね
14ですか。もうちょっとでバレンタインだね。伊藤さんもチョコもらったでしょうかね?
前回はあれね、なんだっけ?トランスジャパンアルプスレースですね、のお話しをしてました。
で、ゴールでかわかつ編集長がこうカメラを抱えて待ってるんですね。
「あ!会長がトップで入る予定です!
果たして・・・おお!日本記録ですね!すごいですね!
4日と・・・5時間!?えー!日本記録を1日も丸1日縮めて寝ないで走って来てますね
すごいですね 会長・・・」
とか言って。
夢の話し、夢のような話しで終わってますけども
どうなることでしょうか?
{*大会記録(コースレコード)
4日17時間33分
土井陵(どいたかし)2022年大会}
多分あの、最終日に
「会長まだでしょうか?もう時間切れでゴールが閉鎖されます」
とかいうところにヨレヨレ・・・
「かわかつ〜・・・」
とか言って来るのが 。
まぁ それでも大したもんだよ。うん それでも大したもんだと思うけどもね。
そういうのは。まぁ目風が思うと多分そうじゃないかなと思うんだけどね。それでもまあ大したもんだと思いますよ?
1人登山のことをちょっと喋ったら伊藤さんが あの書いてきていただいておりますけどもね。
グループ登山ばかりしていましたが、1人登山の機会も増やしてみようと思いましたと。
まあグループ登山のが良いよ、本当に。あの・・・危なくないし、というよりも 楽しいしね。
で 1人登山ってのはね、えーっとね、ずっと後でちょっと喋る予定なんですけども。
誰かな?どなたでしたかね?
えーっとですね、あるんですよ。
良寛さん・・・
あの漢詩の話をした時に良寛さんの漢詩を最近読んでるよっておっしゃった方がいて
誰かな?
えーっとですね・・・Kazuさんかな?えーっとね
(*いくとさんです)
どなたかのあってね
良寛の漢詩で良い漢詩があって、私も好きな漢詩があって昔読んでたんだけどね。
で、ちょっと読み返したんだよ、ああやっぱり良いなと思って。
75歳、ちょうど今の古川くんの・・・歳。
古川くんってまあ私の私が入ってる肉体の歳なんですけども。
に、良寛が詠んだ詩があってですね
本当にもうその境涯が同じような感じなんですよね。
でたしかね 中学生か高校生の間ぐらいの時に見たはずなんですよ、それを。
で見てね、良いなと思って。
早く年取りたいなと思ってたのがちょうどその頃ですよ。
やっぱ良いね 良寛はね。
沢庵も良いけども良寛も良いよね。
まあ それはずっと後で喋りますけどもね。
だから なんでその話になったんだ?
あ 1人登山ね
あの1人が良いってなったらやっても良いんですよ、要するに。
えーっとね、孤独じゃないんだよね1人がね。
1人は独りなんですよ、1人が孤独なうちはねダメなのよ。
で 大概の人は歳取ってって、まあ60でも70でも80でも90でも100でも良いんだけど。
もう死ぬ間際になると孤独になっちゃうじゃないですか、1人ぼっちになっちゃって。
じいちゃんばあちゃんも死んじゃったと。おじいさんも亡くなって、おばあさんも亡くなったと。で子供たちもいなくなってとか。どっか行っちゃってね?幸せにやってるけどとか。
まあ不幸か幸せかはわかんないけども。とにかく1人ぼっちで養老院入ったりとか。あるいは田舎の広い、田舎のねあの・・・家で、畑作ったりして暮らしていると。
あー孤独だな。じゃダメなんですよ。
「独り」が最高なんですよね。
独りっていうのはね、独居房の「独」ってあるじゃないですか。
で、「り」って書いて「独り」って読む。まあこれ出ると思うけど。
その幸せ、その境涯に浸れるなんていうんだろう?
やっぱ幸せなのよ
あの刑務所に入って独房に入れられる1人と違うのよ
多分ね、良寛さん独房に入ったって幸せだと思うよ
飯は勝手に食わせてもらえるし、托鉢に行かなくても。
で、ずっと瞑想してりゃ良いわけでしょ?
そんな幸せなことないんだよ、実は。
だからね あの山に入って1人に入ってオッケーな人ってのは、孤独が怖くないって言ったら
変だけども、孤独……1人になっても孤独じゃない人。1人でオッケーな人が1人登山オッケーなんですよ。
難しいでしょうね。
これちょっと次回ちょっとまた話しましょうかね。はい。
あとがき
人が独りでいられないのは
他者への執着が心を外へ引き出してしまうからかもしれません
認められたいという思い
つながっていたいという願い
あるいは不安や恐れ
何かに支配されている心さえ
すべて他者に向かう力です
そうしたものが強いほど
静かに独りでいることは難しくなります
しかしそれらが少しずつ静まると
独りという状態は孤独ではなく
ただ自然な在り方になっていきます
山に独りでいれる人というのは
静けさに耐えているのではなく
その静けさを乱す執着が
薄くなっている人なのかもしれません
vol.797 不思議な目風亭